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クリントン陣営の敗因分析

敗因はFBI クリントン氏「胸張り裂ける思い」
11月13日 9時34分

アメリカ大統領選挙で、トランプ次期大統領に敗れた民主党のクリントン氏は、選挙の敗因について、
みずからのメール問題をめぐってFBI=連邦捜査局が再捜査を行うと決定したことをあげ、
選挙結果について「胸が張り裂ける思いだ」と心情を吐露しました。

アメリカのメディアによりますと、民主党のクリントン氏は12日、
選挙戦でみずからに献金した支援者との間で電話会議を行いました。

この中で、クリントン氏は選挙戦を振り返り、先月28日、FBI=連邦捜査局がみずからのメール問題をめぐって、
再捜査を行うと決定したことについて、「FBIのコミー長官が根拠もない疑いを示したことでわれわれの
勢いが止められた」と述べました。

この捜査については、FBIが投票日2日前の今月6日、訴追しないと結論づけましたが、
クリントン氏は、むしろ疑いを招く結果となって、優勢と見ていた州で逆転されたことが
敗因ととらえていることを明らかにしました。

そして、選挙結果について「胸が張り裂ける思いだ」と述べ、終始重苦しい口調だったということです。
また、クリントン氏は、今後の活動については言及しなかったということです。
大統領選挙ではメール問題が大きな争点となり、クリントン氏の信頼性が損なわれる結果になったと
見られています。

NHK NEWSWEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161113/k10010767021000.html

身から出た錆。

ヒラリー陣営は今回の敗因をFBIが悪い、と決めてかかったという記事です。

自業自得じゃないかなぁとか思うのですが、それはさておきこれがどういう内容かについて解説します。
ヒラリー氏は国務長官時代に、メールサーバーを設けました。そのメールサーバーでたくさんのメールのやりとりをしたのですが、プライベートなメールの中に、アメリカの国家機密が含まれていた、という問題です。

選挙も大詰めといったところでFBIが声を上げたことについては記憶に新しいところですが、ヒラリー氏は結構前々からメール問題についての指摘を受けています。
「これは極秘情報である」という意味を持ったマークについて「知らなかった」と話していたりだとか。

だいぶ長い間、トランプは馬鹿でヒラリーは賢い、といった報道がされていましたが、このメール件以来、「本当にヒラリーって賢いの?」と疑問に思うようになりました。これはあくまで私見ですが。

それからスキャンダルと言えばもう一つ、ホワイトウォーター事件というのもあります。
これは1980年代の話なのですが、ヒラリー夫人とビルクリントン両氏が、アーカンソー州にホワイトウォーター・デベロップメント・コーポレーションという会社を設立したのですがここで怪しげな取引や、詐欺疑惑をめぐる騒動が発生したという事件です。

ヒラリー氏はトランプ氏の女性人権問題を全面に出してネガティヴキャンペーンを繰り広げていましたが、政治家としては新米な「ビジネスマン」トランプ氏と、長く政治に関わってきたヒラリー氏です。「政治家として」脛に傷を持つのはヒラリー氏になってしまうのではないかと思います。

私はヒラリー氏のことは嫌いではありません。というか、嫌いになれる程彼女のことを知りません。
散々暴言吐きまくってたトランプ氏に負けたのは、さぞくやしかっただろうなぁと、その点ばかりは同情せざるをえません。