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くさやvsファブリーズのCMに生産者激怒

世界最大の米日用品メーカー「P&G」が、自社の消臭・芳香剤
「ファブリーズ」と伊豆諸島の特産品「くさや」を“対決”させるCMを
制作し、地元民から怒りを買っている。

問題となっているのは、昨年からウェブ上で公開されている
「究極対決 ファブリーズVSくさや」。「くさや」のみのボックスと「くさや」と
「ファブリーズ」が入ったボックスが用意され、“出演者”がにおいを
嗅ぎ分けるというもの。「くさや」を嗅ぐシーンでは、被験者たちが顔を
背けてムセながら「えっ、スゴイ臭い」「何コレ」「くっさいですね」と不快感を
あらわにすると、「あまりの臭さに阿鼻叫喚の地獄と化すラボ内」という
オーバーなナレーションが流れる。

一方、ファブリーズが置かれたボックスに場面が変わると、
「全然におわない」「こんなに消えるんだ、スゴイ」と先ほどとは打って変わり、
次々と称賛の声が上がる。

「かくしてファブリーズはくさやのにおいに打ち勝つことができた。検証成功。
ファブリーズの勝利」と締めくくられている。

まるで「どーだ」と言わんばかりの演出で、あまりにも悪ノリが過ぎるのだが、
このウェブCMが「わかりやすい」と評判になったため、10日ほど前から
テレビでも違うバージョンのCMを開始したという。ところが、このCMに
「くさや」の産地がカンカンになっているのだ。

八丈島の八丈町議会議員の岩崎由美氏が地元民の気持ちを代弁する。

「漁師や生産者はもちろん、くさやを好きな人が見たらどう感じるか、
ショックで悲しむのが分からないのか、それを考えずに作っているようにしか
思えません。くさやは生産者や島の住民にとっては欠かせないソウルフードです。
300年以上にわたって守り継いできた伝統食を、こんなくだらない演出で
侮辱するのは許せないと言っています。地元の貴重な産業にどれだけの
影響力を及ぼすか、想像できないのでしょうか。意図はなくても結果として
おとしめています。お客様相談室にメールを送ったら、『今後CMを制作する際の
参考にさせていただく所存です』という返答でした。同じようにブルーチーズを
箱に入れて検証したら、世界中からクレームがくるはずです」

P&Gの広報担当によると「CMを打ち切るかどうかは分かりません。
社内でもこの表現についてどのように対応していくべきか、検討が始まったところ」
というが、さっさと打ち切った方がいい。

P&Gが「ファブリーズ」と伊豆諸島の特産品「くさや」を“対決”させるCMを制作し、地元民から怒りを買っている。

思考のピントがずれていると言いますか、なんと言いますか。

P&Gが「くさやvsファブリーズ」というCMを作ったところ、くさや生産の歴史の長い伊豆諸島から八丈島からクレームが届きました。
それに対してP&Gは「これから検討する」との返事を送りました。

これから検討する、とか悠長なことを言っていられるのは、CMが評判だったのに対し、批判の声が小さいからでしょう。
はっきりいって「伊豆諸島八丈島」なんて単語を見ても、「どこだっけ。何県?」と聞く人が多いのではないかと思います。(ちなみに東京都です)
CM作ってる人からしたら、ド田舎の漁師のことなんざ、どうだっていいのでしょう。

同じことをキムチでやってみなさいな。あまりにも大きなクレームに、「検討します」なんて単語は出てこなくなるでしょうに。

ちなみにこの問題、何がいけないかと言いますと「食品と扱っていない」のが問題だと思います。
バラエティー番組の罰ゲームか何かで、臭い臭い言いながら食べるのは良いんです。ちゃんと食べて、食品として扱っていますから。
対してこのCMでは、「えげつない臭いの発生する汚物」としか扱っていません。

私は小さい頃「食べる前に『いただきます』と言うのは、料理を作ってくれた人、お米を作ってくれた農家の方、それから、糧になってくれるお魚さんに対して、感謝をするためだ」というようなことを、学校で習った覚えがあります。
どうも、そのあたりの一般庶民感覚といいましょうか、そういったものが偉い方にはよくわからんのでしょうね。