サッカー日本代表FW本田圭佑(31)が、メキシコ1部のパチューカへの移籍を決めた。14日、自身のインスタグラムとツイッターのほか、クラブ側も発表した。ACミランとの契約が6月30日に満了。無所属だったが、「集大成」と位置付ける来年のW杯ロシア大会に向け、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)王者として12月のクラブW杯(UAE開催)にも出場するメキシコの名門に加入する。
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要約
日本代表、そして元ACミラン本田圭佑選手が、メキシコ1部のパチューカへの移籍を決めました。
ACミランとの契約が6月30日で満了になり、無所属になっていたのですが、無事に所属先が決定し一安心です。
2017年12月にUAEで開催されるクラブW杯にも出場予定のクラブです。
メキシコを選んだ理由について
ACミランの退団が決定的になったあたりから、メディアでは散々どこのチームに行くだとか噂になっていましたが、まさかメキシコって感じですね。
ヨーロッパの2部でもいいのでどこかのチームに滑り込むんじゃないかなと予想していましたが、南米のチームというのは悪くない選択だと思います。
メキシコのリーグは日本では馴染みがありませんが、レベルが高く、いろんな国の代表選手が所属しています。
ただ、メキシコは治安が悪いですし、練習環境とかもあまりよくなさそうなのでそこら辺はどうなのかなという感じです。
八百長の問題などがたまに現地メディアにあがっているようですし、素晴らしいリーグかというと、疑問は残ります。
とはいえ、Jリーグよりレベルが高いのは間違いないですし、年俸も約4億という破格の金額なので、本田自身としては納得しての決断だったのでしょう。
肝心のメキシコ、パチューカを選んだ理由についてですが、本田はかねてから未開拓の地に興味があると語っていて、日本ではあまり馴染みのない南米のリーグに行きたかったというのが一番の理由なのではないでしょうか。
そして、自身のレベルを考えたうえで、スタメンで出られて、試合で活躍できて、さらに箔が付くようなチーム。そう考えるとパチューカという選択肢も納得できるものです。
だが通用しない
上記のように、今の本田にとってパチューカという選択は間違ってはいないでしょう。
Jに復帰するよりは100倍マシです。あれだけJを酷評しておいて戻ってきたらカッコ悪いですからね。
が、しかし、しかしです。
本田はパチューカで通用しないですし、大活躍することもおそらくないでしょう。
まず、パチューカというチームはメキシコリーグの中でもトップクラスに選手層が厚く、外国人選手も多いです。
ウルグアイ代表のホナタン・ウレタビスカヤもいますし、エリック・グティエレスとホルヘ・エルナンデスなんかはヨーロッパでも通用する実力を持っています。
しかも、本田が結んだ契約は1年契約という短さでチームが保険をかけているので、あまり期待されていないんじゃないかなと思います。
運動量もあまり多くなく、スピードのない本田がパチューカのパスサッカーに割って入っていけるか疑問が残ります。
もちろん全く出場できないなんてことはないですし、それなりの活躍はできるかもしれません。
でも、それなりです。
大活躍してヨーロッパのクラブへステップアップ、なんてのは夢のまた夢なわけです。
是非ともこの予想を覆してほしいものです。