「ドナルド・トランプ氏」タグアーカイブ

トランプ氏 当選確定

アメリカ大統領選挙で、主要メディアのひとつ、AP通信は、共和党のトランプ氏が当選を確実にしたと伝えました。アメリカの主要メディアで当選確実を伝えたのはAP通信が初めてです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161109/k10010762191000.html

(ここまで引用)
ロシアのプーチン大統領はドナルド・トランプ氏に対して米大統領選挙の勝利を祝い、2国関係の危機脱却をめざし共に作業を行なうことへの期待を表した。露大統領広報部が発表した。

https://jp.sputniknews.com/politics/201611092991614/

本音と綺麗事のガチンコ勝負。

トランプ氏が勝ちましたね。いやぁ、応援していたとはいえ本当に勝つとは思いませんでした。
今回の選挙には見どころと呼べるものがいくつもあるのですが、ここではアメリカのマスコミについて話そうと思います。

今回の選挙では、アメリカのマスコミの主要100社は、すべてヒラリー氏を応援するという異例の自体でした。中小の地方紙も、これまで共和党支持を表明していたところが民主党支持に回る等、猫も杓子もヒラリー支持、トランプ批判となっていました。
トランプ氏が嫌われている理由は、ぱっと見る感じ「品がない」「頭悪そう」「差別主義者」とそんな感じなのですが、一番の理由は「金」であるようです。
トランプ氏自身は不動産王なのですが、彼はアメリカの貧乏人の側につき、逆に民主党のヒラリー氏は金融資本家の側につきました。今までとは逆の構図です。

今回と同じような事態というのは1896年のアメリカ選挙以来なのだそうです。
この時には金持ちの側にマッキンリー氏が、貧乏人の側にブライアン氏がつきました。
この際の金持ち側の圧力というのはすごいもので、経営者が労働者に対して「ブライアンが勝ったら君達仕事ないからね」と上から下に圧力かけたり、「ブライアンが勝ったら君のところと商売しないから」と会社同氏で牽制したり、マスコミだけでなく経営者全体が一致団結してブライアン氏を降ろそうと必死になりました。
結果ブライアン氏は負けてしまうのですが、だいぶ接戦となったそうです。

今回の大統領選は、さすがに1896年程とは言わないまでも、マスコミの反トランプの風潮は露骨にひどいものでした。トランプ氏を応援しようものなら、有無を言わさず「差別主義者」のレッテルを貼られる程度にはひどいものでした。彼をはっきり応援していた新聞社は、氏の親戚が経営している「ニューヨーク・ポスト」という地方紙ぐらいなものだったそうです。

日本の国益を鑑みると、ヒラリー氏が勝ってもトランプ氏が勝ってもどっちもどっちと言った風なのですが、個人的に応援していたので今回の結果は嬉しいものです。願わくば、日本とは良い関係を築いて欲しいものです。

アメリカ大統領選の行方

  米共和党を率いるポール・ライアン下院議長が前日、大統領候補のドナルド・トランプ氏を今後は擁護しないと話したことを受け、トランプ氏は11日、「もうこれで私を束縛するものはなくなった」と発言。ライアン議長を「弱腰で能力の低い」リーダーだと批判し、共和党首脳部との対立姿勢を鮮明にした。

トランプ氏は「とても弱くて能力の低いわれわれのリーダー、ポール・ライアン氏は電話会議でまずいことを言ったので、その忠誠心のなさにメンバーは逆上した」とツイッターに投稿。前日に下院議長が党の下院幹部会と開いた電話会議で、一部の保守派が議長に異論を唱えたことに言及した。

トランプ氏は長らくワシントンの主流派への不満を公にしてきたが、苦戦する大統領選挙運動を立て直そうとしながら共和党首脳部を標的にする可能性を示唆したことで、対立の姿勢は新たなレベルに引き上げられた。「私を束縛するものがなくなったのはとても良い。これで思うとおりにアメリカのために闘える」とトランプ氏は述べた。

へいジョニー聞いてくれよ、このトランプおかしいんだ、切っても切ってもジョーカーしか出ない。
アメリカ大統領選についてのニュースです。
選挙は11月8日。あと1ヶ月もないといったところで、トランプ氏にとってはしごを外されたような形になってしまいました。
 
今回の大統領選は面白いですね。エンターテイナートランプ氏によって、お祭り騒ぎが起こってるように思えます。
前々回の、ジョージ・ブッシュ氏が大統領になった選挙は「再投票しろ、これは不正選挙だ!」という点で盛り上がりましたが、今回の盛り上がり方は全然別。バラク・オバマ氏が大統領になる際も、「黒人を米大統領にしていいのか?」といった点で注目が集まりましたが、そういった注目のされ方とも全然別。
例えるなら、「おいなぁ知ってるか? 最近とあるコメディアンがすっげー面白いんだ! 一緒に見に行こうぜ!」とそんな感じ。

私はこういう人物は大好きです。やることが大雑把でユニークで、せせこましい嘘は言わない。
先日大団円を迎えた「こち亀」の両さんが人気だったのは、下町の民衆感覚の発言を、歯に衣着せぬお巡りさんがずけずけと口にするから。
トランプ氏もそれと同様で、その辺のアメリカ人が思っていて、けれどもとてもくちに出せたものではない「本音」を米大統領になろうとする人物が口にするから面白いのだと思います。

アメリカの主要新聞社100社は、すべてトランプ氏を応援しないという方針を発表しました。
後ろ盾はなくなりました。常識的に考えるなら、トランプ氏はここで「チェックメイト」なわけですが、「この人ならまだ何か、予想を裏切るとんでもないことをしでかすのではないか」
そんな期待を感じずにはいられません。

いいじゃないかマイケル、少なくともそのトランプに、イカサマはない。