【クビ】パク・クネ大統領 罷免が決定

韓国の朴槿恵大統領が憲法裁判所において、罷免が正式に決定されました。即日失職となり、60日以内に大統領選挙が行われるそうです。

有力候補は「共に民主主義」の「超反日」とうたわれている人物です。
海外に飛ぶたびに日本の悪口を言って回っていた朴槿恵元大統領が親日に見えるほどとは、一体どれほど強烈な反日なのか、興味があります。

さて、この件に関して、朝日新聞デジタルが、元シールズの矢部新田君(多摩川大学4年、24歳)のコメントを掲載しています。

彼のコメントをざっくり意訳すると、「韓国では民意によって大統領を失職させた。韓国人は政治に対する意識が高い。日本は遅れてる」とのことです。

シールズの人達は解散した今になっても、「私たちは正しい。日本が間違っている」って意識が抜けていないようです。

さて、彼のコメントについて意見します。
まず韓国人の政治の意識が高いという点ですが、これは正しいです。
ただそれ以外は間違っています。

朴槿恵元大統領の裁判が始まった頃には、支持率は5%まで下がっていました。日本で支持率がこれだけ下がったら、民衆が何かするまでもなく、総理は辞任します。あるいは議会を解散します。
あと、矢部君は自分達がマジョリティーであることをさも当然の様に話していますが、日本におけるシールズというのは、韓国における少数派。つまり朴槿恵擁護派です。5%の側です。
日本でシールズが応援した側は、片っ端から負けているということを、もう忘れてしまっているのでしょうか。

さて最後「日本は遅れている」とのことですが、今回はこれについて考えてみます。

まず文化人類学からの結論を申し上げると、「文化には、変化や違いはあれど、優劣はありません」
つーわけで答えは「優劣などない」が答えになるのですが、もう少し掘り下げてみます。

大韓民国樹立宣言がなされたのは1948年のこと。しかし韓国は、長らく軍事政権が続きます。
文民が大統領になったのは、1993年になります。思いの外最近ですね。
さて、軍事政権時代というのは、大体どこも例外なく、国民の権利は制限されます。
つまり韓国において、本当の「民主主義」が樹立したのは1993年。
民主主義国家韓国は、今年で24歳になります。

奇しくも、矢部信太君と同じ年齢です。(彼は今年で25歳でしょうけど)

24歳の民主主義国家というのは、他国ではどのような状況だったでしょうか?
日本を例にとります。
日本は1945年に敗戦し、それからしばらくGHQ統治下におかれますが、45年当初から一応文民統制でした。
ですのでそこから考えますと、24年後は1969年。
この頃の日本はと言いますと、安保闘争が盛んな時期です。
丁度、「東大紛争(1968〜69)」があった時期でもあります。
東京の意識高い学生は、ヘルメット被って手ぬぐい巻いて、ゲバ棒もって国家権力と闘っていた時ですね。
この頃の日本は今の韓国のように、若者の政治意識が高く、闘争を声高に掲げていた時期であったように考えられます。

また奇しくも、韓国は今後、「親北朝鮮、親中国、反米」の方向に民衆の運動が動く可能性があります。(反日は規定路線です)
そうなったら、結果もたらされる様相はまさに日本と同じです。
ヘルメット被ってゲバ棒を持つかどうかはわかりませんが、「共産主義国韓国樹立」を合い言葉に、民衆が国家権力や米軍と闘うという自体は、おおいに考えられます。
というか、中国や北朝鮮は、韓国の世論がそういう風に傾くように、今必死で工作活動をしていることでしょう。

24歳の民主主義を迎えた日本はその後、一波乱も二波乱もありましたが、どうにか民主主義を維持することができました。

韓国は今後どうなるでしょうか?
今しばらくは目が離せません。