佐藤寿人 J2名古屋に移籍 復調可能か?

 サッカーJ1広島からJ2名古屋に移籍した元日本代表FW佐藤寿人(34)が9日、愛知県豊田市で入団記者会見に臨み、「名古屋はJ1で優勝争いをせねばならないチーム。本来の場所に戻したい」とチームのJ1復帰に向け意欲を示した。

「広島を離れる気は、実はなかった」と明かした佐藤。移籍を決断させたのは、名古屋側の熱意だったという。「佐藤寿人イコール広島のイメージが強い中、熱心に誘ってくれた。その思いに応えたい一心になった」

昨季はリーグ戦19試合出場で4得点と苦しんだ。「FWとして試合数の半分は点を取るのが務め。ゴールに飢えているし、まだ成長できる」と言い切る。

過去に3季J2でプレーし、厳しさを肌身で知っている。「J2は不満を抱えながらプレーする難しさがある。自己犠牲も必要。僕は経験を還元する。何でもやる覚悟がある」と決意を語った。

佐藤寿人が名古屋に移籍する意味

広島で一時代を築いた佐藤寿人選手ももう34歳。
サッカー選手の選手寿命を考えるともう力は衰えてきている年齢ですよね。
ここにきてJ2に行くというのは大きな決断だったのではないでしょうか。

出場機会や活躍の場を考えればJ2に行くメリットというのは大きいです。ただ、もし大活躍といかなかった場合はこのまま引退に追い込まれる可能性があります。
昨シーズン広島で結果を出せなかったと言っても全くなにもしなかったわけではないですし、19試合出場で4得点というそれなりの結果は残しています。

今までの貢献度を考えたらこのまま広島に残るメリットというのは大きかったはずです。
それでも残らなかったというのは、新天地でもう一度ヒーローになりたいという良い意味での欲を出したのかもしれませんね。

功労者だからといって優遇される環境よりも、プレッシャーがかかる新天地での戦いを選択する。
うーん。男の中の男ですね。
知らない環境になかなか飛び込むことのできない肝の小さい僕とは大違いです。凡人の僕とは攻める姿勢が違いますね。さすがFW。

ただ、懸念材料としてはやはりFWとしてのプレー以外のものも大いに求められるということ。
チームが完成形に近かった近年のサンフレッチェ広島。周りの選手もスタッフもトップクラスでしたからね。
もちろん名古屋も名門ですから、そこら辺のJ2クラブよりは環境は保障されているとは思いますが、ただJ2に降格したことによって人材の流出など、マイナス面が大きい状況で佐藤寿人選手にかかる期待、プレッシャーというのは広島時代の比ではないでしょう。
プレースタイルも味方に活かしてもらう形が多い選手ですので、そういう部分でファンは期待半分心配半分だと思います。

是非とも来シーズンは名古屋グランパスエイトのユニフォームを着て大活躍する、佐藤寿人選手の姿が見たいですね。


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