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アメリカ大統領選の行方

  米共和党を率いるポール・ライアン下院議長が前日、大統領候補のドナルド・トランプ氏を今後は擁護しないと話したことを受け、トランプ氏は11日、「もうこれで私を束縛するものはなくなった」と発言。ライアン議長を「弱腰で能力の低い」リーダーだと批判し、共和党首脳部との対立姿勢を鮮明にした。

トランプ氏は「とても弱くて能力の低いわれわれのリーダー、ポール・ライアン氏は電話会議でまずいことを言ったので、その忠誠心のなさにメンバーは逆上した」とツイッターに投稿。前日に下院議長が党の下院幹部会と開いた電話会議で、一部の保守派が議長に異論を唱えたことに言及した。

トランプ氏は長らくワシントンの主流派への不満を公にしてきたが、苦戦する大統領選挙運動を立て直そうとしながら共和党首脳部を標的にする可能性を示唆したことで、対立の姿勢は新たなレベルに引き上げられた。「私を束縛するものがなくなったのはとても良い。これで思うとおりにアメリカのために闘える」とトランプ氏は述べた。

へいジョニー聞いてくれよ、このトランプおかしいんだ、切っても切ってもジョーカーしか出ない。
アメリカ大統領選についてのニュースです。
選挙は11月8日。あと1ヶ月もないといったところで、トランプ氏にとってはしごを外されたような形になってしまいました。
 
今回の大統領選は面白いですね。エンターテイナートランプ氏によって、お祭り騒ぎが起こってるように思えます。
前々回の、ジョージ・ブッシュ氏が大統領になった選挙は「再投票しろ、これは不正選挙だ!」という点で盛り上がりましたが、今回の盛り上がり方は全然別。バラク・オバマ氏が大統領になる際も、「黒人を米大統領にしていいのか?」といった点で注目が集まりましたが、そういった注目のされ方とも全然別。
例えるなら、「おいなぁ知ってるか? 最近とあるコメディアンがすっげー面白いんだ! 一緒に見に行こうぜ!」とそんな感じ。

私はこういう人物は大好きです。やることが大雑把でユニークで、せせこましい嘘は言わない。
先日大団円を迎えた「こち亀」の両さんが人気だったのは、下町の民衆感覚の発言を、歯に衣着せぬお巡りさんがずけずけと口にするから。
トランプ氏もそれと同様で、その辺のアメリカ人が思っていて、けれどもとてもくちに出せたものではない「本音」を米大統領になろうとする人物が口にするから面白いのだと思います。

アメリカの主要新聞社100社は、すべてトランプ氏を応援しないという方針を発表しました。
後ろ盾はなくなりました。常識的に考えるなら、トランプ氏はここで「チェックメイト」なわけですが、「この人ならまだ何か、予想を裏切るとんでもないことをしでかすのではないか」
そんな期待を感じずにはいられません。

いいじゃないかマイケル、少なくともそのトランプに、イカサマはない。