3.9+5.1=9.0 減点対象

「文科省にもきちんとした対応をとっていただきたい」。

小学校の算数にまかり通る“奇習”は、子どもたちへの虐待である――。

脳科学者の茂木健一郎さんがブログに投稿した「小学校算数に対する苦言」が議論を呼んでいます。
発端となったのは、あるTwitterユーザーが投稿した「“3.9+5.1”の計算に対して“9.0”と書いた答案が減点されていた」という画像。
この問題の正解は小数点のない「9」とされていました。

http://pbs.twimg.com/media/CxYk_srUQAIjUdO.jpg

これに対し茂木さんは、例として「2×3=6は正解だが3×2=6は不正解。
同じように2+3=5は正解だが3+2=5は不正解、という『世界』がある」と数学的には正解である解答が不正解とされてしまう算数教育の現状について“奇習である”と一蹴。

「数学が分かっている人にとっては『小数点問題』『掛け算・足し算の順序問題』は意味がなく、議論にならない」として厳しく指摘しています。

また茂木さんは、現場にいる教員だけではなく、一部の教科書会社も「“議論の必要すらないような問題”を子どもたちに強制している」として問題を提起。
この“奇習”の是正に向けて「文科省にもきちんとした対応をとっていただきたい」と自身の思いを語っています。

「小学校の算数において奇妙な正解を押し付けるのは子どもの精神に対する虐待で許されない」と語る茂木さん。
小学校教育界に対し、「自分たちの愚鈍を恥じ、反省し、改めて欲しい」とブログを締めくくっています。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1611/22/news100.html

「3.9+5.1の計算に対して9.0は減点対象である」

ロベスピエールの恐怖政治みたい。

小学校で「3.9+5.1」という問題が出され、それに対して「9.0」と答えた学生の解答が減点されました。それをTwitterに上げたところ、脳科学者の茂樹健一郎さんが「おかしい」と苦言を呈したという記事です。

時々教員に迷惑をかけるような親が「モンペ(モンスターペアレントの略)」と揶揄されるのを聞きます。
世の名の親の多くは我が子がかわいいのでしょうし、それから教員よりも親の教養が劣っている場合が多いのでしょう。
ところで、例えばそういった親の圧力等どこ吹く風で、生徒に対して恐怖政治のような体制を強要する教員もいるようです。モンペよりは聞く頻度が低いのですが、モンスターティーチャーというらしいです。

今回はそのような頭の固そうな教員に関しての記事です。
今回の件についてはおおよそ答えが出ていまして、「9.0」でも正解とされるようです。設問を作った側の解説に「生徒には『.0』の部分は省略できるように教えてください。模範解答は9.0の0の部分に斜線を引くのが正しいですが、9.0でも正解です」という風に書いてあります。

ただ、これについてはまだ優しい方で、これよりも驚いたのは、文章を読んで「5×7+17=52」とした問題が「掛け算をまだ教えていないから」という理由で不正解とされた例です。
この辺りについては、各々の「算数・数学についての価値観」といったものが関わってくると思うので、多様な意見が寄せられると思います。
ただ私はこれらの話、特に後半の話を聞いて、「教師に服従しているかどうかを試してるだけじゃないか」と感じました。

今回の件で2chの書き込みの中に「教師が怖くて1/6は不登校だった」といった書き込みがありました

一部の生徒は親を通じて教師に圧力をかけることができるかもしれませんが、多くの生徒は教師に対して無力です。教員は生徒の意向によって、変えることはできません。
その姿はさながら、絶対王政をしく王と、それに恐怖と不満を覚えながらも、何もできない民衆のようだなと、そんなことを感じました。

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